強アルカリ電解水と消毒薬の種類

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強アルカリ電解水と消毒薬の種類

2020/06/09

強アルカリ電解水と消毒薬の種類

アルコール

洗浄力を持たないので、手垢などで汚染された箇所を拭き上げても 有効成分が中まで届かず効果を発揮しない例もある。アルコールは70~80%濃度時に効果を発揮する(薄くても濃くてもダメ) 予備洗浄で発生した水分が少しでも残っているとアルコール濃度が下がってしまうため、対象物を完全に乾かしてから使用する必要がある。 

次亜塩素酸ナトリウム

効果は絶大であるが人体や洗浄対象物に様々な悪影響を及ぼしてしまう。すすぎ作業や2度拭きが必須で、安全に使用するには細心の注意が必要 刺激性や腐食性を避けるために0.1%濃度以下に希釈した溶液では殺菌や失活の効果は期待できない。 

微酸性電解水・次亜塩素酸

弱酸性領域での次亜塩素酸HOClはイオン化しておらず、電気的にも中性で分子構造も小さいため菌やウイルスの細胞膜を透過し直接、DNA等の内部 を破壊する。その為、人体に影響もない、臭いも極僅かにするだけの塩素濃度で抜群の殺菌、失活効果を発揮する。 しかし、弱酸性の為、洗浄力が無く汚れの中にいる菌やウイルスに効果が発揮されない。また、その酸により、金属面などに錆を発生させてしまう。 微量にしか含まれていない次亜塩素酸は紫外線や熱で簡単に分解してしまうため、保管保存が非常に難しい。 医薬部外品ではないので「殺菌」や「消毒」を謳えない。※強アルカリイオン電解水と同じ。 

新型コロナウイルスとアルカリ電解水